野球では松坂世代の選手が大活躍する昨今、ゴルフ界にも宮里世代の諸見里しのぶ選手が高校生ながらプロと互角以上の戦いを繰り広げたニチレイカップワールドレディスゴルフトーナメント。
彼女たちに共通するのはパーシモンヘッドのクラブを経験してないことである。日進月歩でクラブやボールが進化する中、自分のスウィングにクラブを合わせていた20世紀型から、クラブに合わせてスウィングをする21世紀型のニュータイプのゴルファーであることが、プロと戦えた要因のように思う。
まだパーシモンヘッドが主流だった頃、女子プロのドライバーの飛距離は男子プロの5アイアンと同じだったのが、今や男子並みに300ヤードドライブを可能にした。
当然、スウィング理論もそれに合わせて進化の一途を辿っている。昔は左手の甲が目標を向くのがスクウェアグリップだったのが、今は腕を自然に垂らした時の甲の向きがスクウェアグリップである。
世の中は一瞬たりとも同じ状況は無く、我々人間も常に変化しているものである。
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